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家庭用ビールサーバーで人気の2製品を比較する。
『キリン ホームタップ』と『ドリームビア』である。
一言でいうと、定番を飲みたければキリン ホームタップ、クラフトを飲みたければドリームビアである。
●比較表
キリン ホームタップ | ドリームビア | |
---|---|---|
月額 | 月4Lコース: 8,250円(税込)~ 月8Lコース:12,430円(税込)~ | 4週に1回/3本(4.5L):13,530円(税込)~ 4週に1回/4本(6.0L):16,610円(税込)~ |
内訳 | 基本料金:3,190円(税込、配送料込) ビール料金:(1L × 4本)5,060円(税込)~ 配送料:通常配送、基本料金に含む サーバーレンタル料:無料 | 基本料金:無し ビール料金:(1.5L × 3本)9,240円(税込)~ 配送料:クール便990円(関東地区)~ サーバーレンタル料:3,300円(税込) |
配送頻度 | 月に2回 | 4週に1回、または2週に1回 |
1杯(350ml) 当たり | 月4Lコース:722円~ 月8Lコース:544円~ | 4週に1回/3本:1,052円~ 4週に1回/4本:969円~ |
最低 契約期間 | 12カ月 | 12カ月 |
解約 | 12カ月未満での解約の場合、 16,500円が発生 | 12カ月未満での解約の場合、 30,000円が発生 |
支払方法 | クレジットカード 払込票 | クレジットカード デビットカード |
サイズ | 幅230 × 奥行283 × 高さ355㎜ | 幅308 × 奥行340 × 高さ449㎜ |
本体重量 | 4.6㎏ | 約14㎏ |
開栓後 | 2日(48時間)以内 | 5日(120時間)以内 |
種類 | 通年3種+限定 | 65ブルワリー150銘柄以上 (2023年2月現在) |
キャンペーン | - | - |
備考 | 毎月の会員枠あり | - |
公式サイト | https://hometap.kirin.co.jp/ | https://dreambeer.jp/ |
●キリン ホームタップ
定番ビールを自宅でおいしく飲みたい人にオススメ。
ビール大手メーカーが手掛ける安心安定の商品が飲める。
・料金
『月4Lコース』と『月8Lコース』があり、それぞれ8,250円、12,430円からである。
1杯(350ml)当たりに換算すると、722円、544円となる。
当然缶ビールのほうが安い。
居酒屋で1杯飲むのとそう変わらない。
・種類
定番商品は『一番搾りプレミアム』、
『スプリングバレー シルクエール<白>』、
『スプリングバレー豊潤<496>』の3種である。
それらに加えて、季節限定商品として
『銀河高原ビール』、
『ブルックリンラガー』、
『よなよなエール』などが選べる。
今後のラインナップもキリンが提携しているブランドが中心となるだろう。
・容器、配送、その他
容器は1.0Lのペットボトルで、幅広のため冷蔵庫のドリンクホルダーに入らない場合もある。
小型の炭酸ガスカートリッジを使い、ガス圧でビールを供給する。
配送は、月2回が基本スケジュールとなっており、コースによって2Lや4Lが届く。
基本スケジュール以外の配送は別途送料がかかる。
配送方法はクール便ではない。
本体が軽く、どこにでも置けるのが便利である。
メンテナンス方法の一部は、動画で説明されている。
●ドリームビア
色々なクラフトビールを飲み比べしたい人にオススメ。
種類が多く、好みのブランドを探すことができる。
装置がダブルタップなのも、飲み比べには最適である。
・料金
コースは、『おまかせパック』と『セレクトパック』の2つがあり、
『おまかせパック』はビール1本あたり3080円の定額制、
『セレクトパック』は好みのビールを選べる(最低価格3080円~)。
1杯当たり(350ml)に換算すると、
どちらのコースも
4週に1回/3本の場合1052円、
4週に1回/4本の場合969円となる。
キリンと同様に、こちらも缶ビールのほうが安いし、クラフトビアバーで飲むのと変わらない。
・種類
60社以上130銘柄以上のクラフトビールから選ぶことができる。
全国から多数のブルワリーが参加しているので、ビアバーや酒販店に置いていないものにも出会える。
現在も参加ブルワリーは増え続けているので、飲み飽きることはない。
・容器、配送、その他
容器は、1.5Lのペットボトルで、冷蔵庫のドリンクホルダーに収まる大きさになっている。
小型の炭酸ガスカートリッジを使い、ガス圧でビールを供給する。
配送は、4週に1回か、2週に1回を選ぶことができる。
ただしどちらの場合でも月に3本以上を注文する必要がある。
クール便での配送で、料金は地域によって異なる。
保冷機能に温度設定が3段階(7℃、5℃、3℃)あるのが有り難い。
ビアスタイルによって最適な温度に設定することができる。
本体が14㎏と重いのが難点で、一度置き場所を決めると、動かすことはなさそうだ。
メンテナンス方法の多くが動画で説明されている。
●あとがき
ビールサーバーを自宅に置くことのメリットは、自分で飲む量を調整できることだろう。
350ml缶では少し足りないと感じ、500ml缶では多いと感じる時がある。
いつでも気軽に飲みたい量を飲めるのは酒飲みの理想である。
1杯当たりの金額はまだ高いが、今後もっとビールサーバーが普及すれば
もう少し安くなるのかもしれない。