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世界中で最も飲まれているスコッチウイスキーはどのブランドなのか?
人気のシングルモルトはどの程度飲まれているのか?
イギリスのDrinks Internationalのデータをもとに、
販売量(売上)のランキングをまとめた。
販売量推移もグラフで示す。
パンデミック2年目の2021年はどのようになっているのか見てみよう。
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●スコッチウイスキー販売量ランキング2021
世界で最も飲まれているスコッチはジョニーウォーカーである。
2位と倍以上の差をつけて、ダントツの1位。
ジョニーウォーカーは10年以上も首位を保ち続けている。
2位はバランタインで、このツートップは不動である。
3位はグランツ守り抜いたが、4位のシーバスリーガルとの差はわずか。
5位ウイリアム ローソンズ、6位ブラック&ホワイト、7位J&B、
8位デュワーズ、9位ウイリアム ピール、10位ホワイトホースと続く。
5位以下は混戦状態である。
●スコッチウイスキー販売量推移
多くのブランドがパンデミックの影響で2020年は販売量が激減した。
そして2021年に回復の差が出ている。
1位のジョニーウォーカーはパンデミック前の水準まで回復している。
2位のバランタインは販売量を大きく伸ばしてジョニーウォーカーを追撃している。
3位のグランツ、4位のシーバスリーガルは回復しているが、
パンデミック前の水準までは達していない。
ウイリアム ローソンズ、ブラック&ホワイトは2020年を例年の水準で乗り切り、
2021年も順調に販売量を増やしている。
J&Bは7位に入っているが、減少傾向は続いている。
ラベル5は何事もなかったかのように横ばいが続く。
最も勢いがあるのはホワイトホースだろう、2017年から増加傾向にある。
2020年にザ・グレンリベットがグレンフィディックを僅差で抜いて、
モルトウイスキーで初の首位となった。
そして2021年に差を広げて、ザ・グレンリベットがモルトの首位を維持している。
ブレンデッドウイスキーが販売量の9割を占めるといわれるなか、
モルトウイスキーの健闘に注目したい。
今後、ザ・グレンリベット、グレンフィディックに続くブランドが
ランクインすることを期待する。
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●あとがき
パンデミックの影響が残るブランドもあれば、
力強く回復したブランドもある2021年であった。
日本ではほとんど見かけないブランドもあり、
海外で見かけたらお土産に購入するのも良いだろう。
2022年は3位争いがどのようになるのか目が離せない。