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スイーツやおつまみに最適のラムレーズンが自宅で超カンタンにつくれる。
アイス、ヨーグルト、チョコレート、パンケーキに混ぜれば味わいがワンランク上がる。
超簡単レシピ、時短レシピ、こだわりたい人に向けて
レーズンの種類やラムの種類を紹介する。
自宅で気軽につくってみよう。
●本格ラムレーズンの超簡単レシピ
①レーズンを湯通しして、②ラムに漬けるだけ。
この2工程で本格的なラムレーズンができる。
・用意するもの
- レーズン
- ラム
- 容器
・つくり方
- レーズンを湯通しし、水分をふき取る
レーズンはオイルコーティングされているため、熱湯で油を落とす。
湯通しは30~60秒くらいでよい。
表面の油を落とすことでラムが浸み込みやすくなる。 - 容器にレーズンを入れ、ラムを注ぐ
ラムはレーズンが浸るくらいまで注ぎ入れる。
1週間くらいでレーズンにラムが浸透し、食べ頃となる。
容器がない場合は、ジップロックなどのビニール袋でもよい。
ラムを節約したい場合も、ビニール袋で密閉してレーズンにラムが行き渡らせればよい。
レーズンを湯通しした後の水分は腐敗の原因となるため、しっかりふき取ること。
度数の高いラムを使っているので、雑菌は繁殖しないと思っている人もいるが、
水分量が多いとアルコール度数が下がり、危険性が増す。
保存期間は冷暗所で半年以上は保つ。
アルコール度数がしっかりキープできていれば、1年以上でも問題なく味わえる。
●時短レシピ
レーズンはオイルコーティングされていないものも売っている。
原材料名にオイルがないものを選べば、そのままラムに漬けるだけ完了する。
レーズンにラムが浸透するまで1週間も待てない場合は、
レーズンにフォークや爪楊枝で穴をあけてやると浸透が速くなり、数時間で食べ頃となる。
●レーズンについて
レーズンは主に種なしの白ブドウを乾燥させて作られる。
天日で乾燥させることにより、ブドウ糖とアミノ酸が結合し、
メイラード反応によって褐色となる。
慣れてきたら、レーズンをこだわってみるのも面白い。
・レーズンの栄養素
レーズンは乾燥されることにより、ブドウの栄養素が凝縮している。
主な栄養素として、カリウム、リン、カルシウム、マグネシウム、鉄分、
抗酸化物質(ポリフェノール、カロテノイドなど)、食物繊維などがある。
・レーズンの種類
主なものを3つ紹介しよう。
- カリフォルニアレーズン
- サルタナレーズン
- グリーンレーズン
・カリフォルニアレーズン
スーパーなどで見かけるのはだいたいカリフォルニアレーズンである。
種なしブドウを天日干しでしっかり乾燥させたもので、
濃い茶褐色で、濃厚な甘さと風味がある。
・サルタナレーズン
カリフォルニアレーズンよりも天日干しの時間が短いもの。
少し水分が残っているため、柔らかい食感がある。
色は明るめで、すっきりとした甘さがある。
トルコ産のものが多い。
・グリーンレーズン
種なしブドウを日陰干ししたもの。
日に当てないことで緑色を維持したまま乾燥させている。
やや酸味があり、甘味とのバランスが良い。
中国産のものが多い。
●ラムについて
最初はド定番のマイヤーズを使うことがオススメである。
マイヤーズなら200mlの少量サイズもあり、お試しにはちょうどよい。
慣れてきたらラムの種類にもこだわりたい。
マイヤーズはダークラムである。
以下のようなものを試してみてはどうだろうか。
・ホワイトラム
樽で熟成されていないラム。
すっきりとしたクリアな味わい。
風味はダークラムほど強くない。
レーズンの味わいを活かして、アルコール感を付け加える。
オススメは、マイヤーズ ホワイト、バカルディ スペリオールが使いやすい。
・スパイスドラム
バニラなどのスパイスを使い、香り付けされたラム。
ラムレーズンの香りに複雑さを与えることができる。
オススメは、キャプテンモルガン スパイスド。
・アグリコールラム
原料であるサトウキビの搾り汁をそのまま使って造られたラム。
野性味のある味わいで、刺激的なラムレーズンができる。
オススメは、トロワ・リヴィエール ブラン。
・その他
その他のスピリッツにも挑戦してみよう。
ブドウを原料とするブランデーはレーズンとの相性抜群である。
アイラモルトを使えば、スモーキーなウイスキーレーズンができる。
テキーラなら、原料であるアガベの風味をまとった一風変わった風味になる。
ジンでは、ジュニパーの香りと多くのボタニカルが意外にレーズンと合う。
スピリッツは蒸留酒のためアルコール度数が高いが、
日本酒やワインなどの醸造酒はアルコール度数が低いので注意が必要。
上記したが、乾燥しているとはいえレーズン自体が水分を持っているので、
アルコール度数が下がってしまうのである。
醸造酒ではアルコール度数がさらに下がると、腐敗の危険性が高まる。
●あとがき
アイスにラムレーズンを混ぜただけで高級感が増す。
市販のラムレーズンに物足りなさを感じている人は、ぜひ自作してみてほしい。
こんなに簡単に美味しく作れるのである。
大量に作り置きしておけば、色々と重宝するだろう。
ぜひ、試していただきたい。