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ビールに興味がある人は、色々飲んでみたいと思うだろう。
しかしビールの種類(ビアスタイル)が多いことに驚かされる。
手当たり次第に飲むのもよい、ある程度当たりをつけて試すほうが効率的である。
まず代表的な8種類のビールから自身の好みを探ってみよう。
- スタウト
- ポーター
- ピルスナー
- ヴァイツェン
- バーレイワイン
- ペールエール
- イングリッシュスタイルIPA
- アメリカンスタイルIPA
●Yes/Noチャート
①スタウト
真っ黒に焦がした大麦麦芽を使用。
ビールの色も真っ黒である。
濃厚な味わいで、コーヒーのような香ばしさと苦味がある。
②ポーター
焙煎した麦芽を使用。
ビールの色は浅い目の黒である。
カラメルやコーヒーの香ばしさがある。
味わいは見た目の色ほどどっしりとはしておらず、すっきりしている。
③ピルスナー
世界中で飲まれている多くのビールがこのスタイル。
日本でも大手メーカーの定番商品はピルスナーである。
下面醗酵(ラガー)タイプのビールで、すっきり爽快な飲み口が特徴。
ここで紹介するる8種類の内、他は全て上面醗酵(エール)タイプである。
④ヴァイツェン
ドイツが発祥の白ビール。
原料に小麦(ヴァイツェン)を50%以上使用している。
フルーティーでバナナやクローブの香りがする飲みやすいビール。
濾過しないことで白濁しているのも特徴的である。
⑤バーレイワイン
バーレイとは大麦のことである。
大麦ワインということで、アルコール度数が8~12%もある。
高アルコール度数のビールを熟成することで、奥深い味わいとなる。
ビールのすっきりとした爽やかさはなく、違った味わいを楽しめる。
⑥ペールエール
上面醗酵(エール)で造られる代表的なビール。
下面醗酵よりも高い温度で短時間で発酵される。
麦芽の風味があり、ホップの苦味とのバランスが良い。
⑦イングリッシュスタイルIPA
IPAとはインディア・ペール・エールのことである。
インドへの航海に耐えられるように、ホップを大量に投入して造られた。
ホップはイギリス産のものを使い、苦味は強いがフローラルの香りもする。
⑧アメリカンスタイルIPA
アメリカ産のホップを使い、造られる。
ホップの特徴としては、強い柑橘系の香りがある。
苦味と柑橘系の相乗効果に、どハマリする人も多い。
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●あとがき
ビールの種類は今も増え続けている。
世界中でクラフトビールが造られており、新たな種類が増える一方である。
グローバル化された現代では海外のビールも簡単に手に入る。
ビール初心者が最初に好みに合わないものを飲んでしまわないように、
ぜひこのチャートを参考にしていただければと思う。
何事も最初の一歩が肝心なのである。