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【自宅で極上のビールを飲む】ビール泡立て器『ハンディタイプ』の選び方とおすすめ③選

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文字数:約2700文字

 自宅でビールを飲む時に、お店で出てくるような泡を作りたいと思う人は多いだろう。
きめ細やかで、なめらかな泡を作るのに最適なものがある。
ハンディタイプのビールの泡立て器である。
ここではハンディタイプの選び方と、おすすめを紹介しよう。

ビールの泡

●ビールの泡立て器とは

ビールの泡
Ernesto RodriguezによるPixabayからの画像

 ビールの泡立て器と聞いて思い浮かぶのは、ビールサーバーである。
今は家庭用のビールサーバーも手頃な価格で販売されている。
ビールサーバーはいわゆる卓上タイプというものである。
ここではハンディタイプについて話をする。

 ハンディタイプとは缶や瓶に取り付けて注ぐ時に泡を出すものや、
グラスに注いだビールにスティック状の泡立て器を挿し込むものがある。

  • 缶や瓶に取り付けて、注ぐ時に泡を出すもの
  • グラスに注いだビールにスティック状の泡立て器を挿し込むもの

 ハンディタイプは卓上タイプと比べると、
コンパクト、使い勝手良い、洗浄がラク、低価格、省スペースなどのメリットがある。
1,2人で飲む場合は、ハンディタイプが最適である。

 卓上タイプは主にホームパーティーなどで使うことがメインで、
日常的に使うにはあまり向いていない。
スペースが必要、洗浄が手間、設置が面倒などのデメリットがある。

●ハンディタイプの選び方

 各社によって色々な商品があるが、
缶に取り付けるタイプの基本は同じである。
現在の主流は超音波であり、以下のような手順で使われる。

  1. 缶に取り付ける
  2. スイッチOFFの状態でビールをグラスに注ぐ
  3. スイッチをONにして泡を注ぐ

 違いは、泡立て器を介してビールを注ぐタイプか、
缶からそのまま注ぐタイプかである。
この違いによって、洗浄の有無が決まる。
さらに挿し込みタイプも含めて3つのタイプを紹介しよう。

  • 泡立て器を介してビールを注ぐタイプ
  • 缶からそのまま注ぐタイプ
  • ビールに挿し込むタイプ

 ※その前に超音波について

 超音波の振動数はどの商品もおおむね4万回/秒(40kHz)である。
きめ細かさ、なめらかさ、持続性、雑味などを考慮して、
4万回/秒が最適とされているようだ。
つまりどの商品も超音波自体には差がないのである。

 差があるとすれば、超音波発生部分の形状や大きさだろう。
しかしその差もわずかなものと推測できる。

超音波
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 商品によってできあがる泡に差があると感じるのは、
缶との接触が正しくできているかや、ビールの残量、温度などの要因のほうが大きい。
なので日によって若干良くなったり悪くなったりする。

 基本的にはどの商品でも正しく使えば、きめ細かく、なめらかな泡ができる
缶に接触するタイプの仕組みは、超音波振動子が缶に接触することで、振動を伝える。
さらに振動は缶からビールに伝わり、泡が発生する。

 ポイントは振動子が缶にちゃんと接触していることである。
接触が不安定だと泡の発生も不安定になる。
缶のデザインによってどうしてもうまく接触できない場合は、
振動子と缶の間に水を1滴垂らしてやると、うまく振動が伝わるようになる。
超音波検査でゼリーを使うのと同様に、水滴で空間を埋めてやればよいのである。

①泡立て器を介してビールを注ぐタイプ

 泡立て器を介してビールを注ぐタイプは、洗浄が必要である。
使用後に泡立て器を分解して、洗浄しなければならず、手間である。
毎日のことになると、地味に面倒だと感じる。

 また、缶に正しく取り付けしないと漏れるおそれがある。
せっかくおいしいビールを飲もうとした時に、
取り付けに失敗して漏れたらテンションがガタ落ちする。

②缶からそのまま注ぐタイプ

 ビールが泡立て器と接触しないため、洗浄は不要
取り付けに失敗して漏れることもないので、安心である。
ラクで簡単なこちらのタイプがおすすめである。

③ビールに挿し込むタイプ

 缶に取り付けるタイプとは違い、ビールに挿し込むスティックタイプもある。
メリットは缶の形状や瓶に影響されないことである。

 缶に取り付けるタイプは、缶の形状に決まりがある。
海外のビールや瓶のクラフトビールなどには使えない。
しかしスティックタイプなら対応可能である。

ビール置き場
Igor OvsyannykovによるPixabayからの画像

 スティックの先から超音波を発生させ、泡ができてくる様子を見るのは楽しい
ビールと接触するため、毎回洗浄が必要であるが、
分解する必要がなく、簡単に洗浄できる

 また、ビアカクテルの泡立てにも使える
これは意外と新鮮な感覚である。
お店のカクテルの泡は粗めか、ビール単体の泡をあと乗せしたものである。

 挿し込みタイプには超音波以外に、主流ではないが炭酸ガスタイプがある。
小型のガスカートリッジに接続された泡だて器のノズルから
炭酸ガスを噴出して泡立てるものである。
カートリッジの用意や、ワンプッシュの噴出量を調整できないことなど、
手間が多く、あまり普及していない。

●ハンディタイプの泡立て器 おすすめ商品

 取り付けが簡単で、洗浄メンテが不要のものがおすすめである。

  • サントリー 神泡サーバー Supreme edition
  • ドウシシャ 絹泡ダイレクト直飲みタイプ
  • グリーンハウス ビールフォーマー

・サントリー 神泡サーバー Supreme edition

サントリー 神泡サーバー
サントリー

 サントリーが開発した泡立て器。
缶にあてるだけというシンプルさのため、缶の形状に依存しない。
洗浄も不要

 磁石が付いており、冷蔵庫にくっつけられるが、アルミ缶にはくっつかない。
神泡サーバー史上最高超音波振動数である41,500回/秒を達成。
単4形アルカリ乾電池2本使用。

・ドウシシャ 絹泡ダイレクト直飲みタイプ

ドウシシャ 絹泡ダイレクト直飲みタイプ
ドウシシャ

 ドウシシャが開発する「絹泡」シリーズの直飲みタイプ。
缶に装着して、スイッチONにして泡を作り、そのまま飲むことを想定している
グラスに注いでもよい。
洗浄不要

 アウトドアやBBQシーンも想定しており、折りたたんでコンパクトにできたり、
ストラップ用の穴があったり、開栓補助のフックも付いていたりする。
超音波振動数は4万回/秒。
単4形アルカリ乾電池2本使用。

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・グリーンハウス ビールフォーマー

グリーンハウス ビールフォーマー
グリーンハウス

 グリーンハウスが開発するスティック型のビールフォーマー。
ビールにスティックを挿し込み、スイッチをONにすると、
先端から超音波が発生し、泡を作り出す。
ビールをグラスに注いでから使うため、缶や瓶などの容器に依存しない
洗浄は必要だが、軽く洗い流すだけで良い。

 グラス内で泡が発生する状態を見る楽しみもある。
ビール以外にもカクテルなどの泡立てにも使える。

超音波振動数は4万回/秒。
単4形アルカリ乾電池2本使用。

●あとがき

 ビールにおける泡の重要性は誰もが認めるところだろう。
自宅でビールを飲むということは、準備から片付けまでも考慮しなければならない。
極上の泡のためには、多少の労力は仕方ない。
今回紹介した商品はなるべく簡単で、手間いらずのものである。
これでまたビールを飲む楽しみが増えるだろう。

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