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『こんなにも種類がある!』柑橘系リキュール特集(はっさく、ぶんたん、すだち、かぼす、いよかん、、、)

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◆いよかん(伊予柑)

いよかん
Piotr MajewskiによるPixabayからの画像

 果肉がやわらかく、ジューシーで甘酸っぱい
一般的なみかんとの違いは、少し酸味ある点と皮が厚いこと、
みかんよりも大きいことである。

 いよかんはみかんとオレンジの自然交雑種であり、明治大に山口県で発見された。
その後、愛媛県に移植栽培され、名産品となる。
全国生産量の8割を愛媛県が占めている。

IYOKAN宮内いよかん/梅美人酒造()

梅美人酒造
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 愛媛県の梅美人酒造(株)がつくる、地元産のいよかんを贅沢に使ったリキュール。
いよかん果汁100%使用しており、いよかんの魅力をそのまま詰め込んだ感じ。
甘味と酸味のバランスが良く、アルコール度数が7%なので、ごくごく飲めてしまう。

容量500ml
ベース醸造アルコール
度数7%

◆タンカン(桶柑)

たんかん
https://satoake.jp/lineup/tankan/

 タンカンは奄美大島や屋久島、徳之島などの南西諸島で主に生産されている南国みかん
原産は中国であり、1900年前後に南西諸島に伝わったとされている。

 タンカンはポンカンとネーブルオレンジの自然交配種である。
みかんよりも大きく、皮も厚く、ゴツゴツしている。
ジューシーな果肉は粒がしっかりしており、少し酸味がある

・奄美たんかん酒/町田酒造()

町田酒造
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 奄美大島に会社のある町田酒造(株)がつくるタンカンのお酒。
町田酒造は奄美黒糖焼酎「里の曙」を手掛けており、
たんかん酒は黒糖焼酎が仕込みに使われている。
まさに奄美の特産をふんだんに使った商品である。

容量720ml
ベース黒糖焼酎(里の曙)
度数12%

◆ポンカン(椪柑)

ぽんかん
BrunoによるPixabayからの画像

 ポンカンの原産地はインドとされている。
インド西部の地名「Poona(プーナ)」から、
プーナの柑橘」を意味するポンカンと呼ばれるようになった。
日本には19世紀の終わりに、中国、台湾を経由して伝わった。

 大きさはみかんと同じくらいで、皮は薄くむきやすい。
甘味が強く、酸味は少ないため、生食で食べられることが多い。

・美丈夫 ぽんかん酒 ぽんしゅわ/濱川商店

濱川商店
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 高知県の酒蔵 濱川酒造がつくるぽんかんの発泡性リキュール。
地元高知県産のぽんかんを使用している。
炭酸が入っており、度数が低く、ぽんかんのさわやかな甘味があるので、
ごくごく飲んでしまう。

容量500ml
ベース甲類焼酎(国内製造)
度数6%

◆きんかん(金柑)

金柑
https://www.hombo.co.jp/quality/liqueur/

 きんかんは他の柑橘系と違い、皮ごと食べることができる
サイズが小さく、皮は厚いため、果肉は少ない。
皮に少し苦味も感じるが、果肉は甘酸っぱい

 原産地は中国で、日本には江戸時代末期に難破船の積荷としてたまたま伝わった。
食用以外にも観賞用がある。
生産量が多いのは宮崎県であり、6割を占める

TSUNUKI KUMQUAT(ツヌキ カムクワット)/本坊酒造()

本坊酒造
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 本坊酒造(株)の発祥地である鹿児島県さつま市で、特産品とされるきんかんを使ったお酒。
きんかんの果実と、皮を乾燥させたドライピールから、
独自製法によってきんかんの魅力を引き出した。
ほろ苦さと、甘酸っぱさに、度数40%という力強さがある。
ロックやソーダ割りで味わうとよいだろう。

容量700ml
ベース醸造アルコール(国内製造)
度数40%

◆みかん(蜜柑)

みかん
http://www.sekaiitto.co.jp/seihin/wakanomegumipr.html

 みかんの原産地はインドとされている。
日本に伝わったのは500年ほど前の室町時代
日本に生息していた柑橘類よりも甘かったため、
蜜のように甘い柑橘類とし蜜柑とされた。

 国内でミカンの収穫量が最も多いのは和歌山県であり20%を占める。
次いで愛媛県17%、静岡13%、熊本県12%、長崎県7%と続く。

・和歌のめぐみ プレミアム 蜜柑酒/()世界一統

世界一統
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 世界的に有名な生物学者 南方熊楠の父 南方弥右衛門が創業した清酒 世界一統がつくる果実酒。
地元産の有田みかんを使い、凝縮した甘味と、ほどよい酸味と、とろみのある。
みかんジュース感覚で飲めてしまう。
甘味が強いので炭酸水で割っても良い。

容量720ml
ベース醸造アルコール、純米大吟醸
度数6%

◆夏みかん(夏蜜柑)

夏みかん
Rajesh BalouriaによるPixabayからの画像

 夏みかんの正式な和名称は『ナツダイダイ』であり、『ナツカン(夏柑)』とも呼ばれる。
皮は厚くゴツゴツしており、実も、内袋もしっかりしている。
果実は大きく、酸味が強いため、実が成ってもすぐに収穫せず、
1年ほどそのまま熟成させてようやく収穫される。
これでようやく食べられるくらいの酸味になるのである。

・鶴梅 夏みかん/平和酒造()

平和酒造 和歌山
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 和歌山県の酒蔵 平和酒造が夏みかんをメインにしたリキュールをつくった。
夏みかん以外の柑橘系は、甘夏と檸檬が含まれており、全て和歌山県産である。
夏みかんらしい酸味と、甘味と苦味が調和している。

容量720ml
ベース日本酒
度数7%

◆甘夏(あまなつ)

甘夏
beauty_of_natureによるPixabayからの画像

 甘夏は夏みかんと混同されがちだが、別物である。
甘夏は夏みかんが変異して、酸味が少なくなった分、甘味を感じられるようになった。
夏みかんよりも少し小さいが、皮や内袋の硬さは同等である。

・甘夏の風/ルネサンス・プロジェクト

Amanatsu No Kaze(甘夏の風)
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 ルネサンス・プロジェクトは九州の焼酎復興、革新を行っており、
焼酎をベースとして甘夏のリキュールをつくった。
素朴な味わいの麦焼酎と甘夏の甘酸っぱさが心地よい。

容量500ml
ベース本格麦焼酎
度数7%

◆日向夏(ひゅうがなつ)

日向夏
Rajesh BalouriaによるPixabayからの画像

 他の柑橘類とは違った、独特の食べ方がある。
外皮を薄くむき、白皮(アルベド)と果肉を一緒に食べる
白皮にはほんのりと甘味があり、果肉の酸味との相乗効果を生む。

 江戸時代末期に宮崎県で自然に自生しているものが発見される。
品種改良が繰り返され、現在の食味となった。
生産量の8割以上を宮崎県が占めている。

・日向夏みかん酒/高千穂酒造()

高千穂酒造
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 本格焼酎『高千穂』を手掛ける高千穂酒造(株)がつくる日向夏のお酒。
本格焼酎をベースにして、地元宮崎県産の日向夏を使用。
ほのかな甘みと、さわやかな酸味が絶妙。

容量500ml
ベース本格焼酎
度数14%

◆不知火(しらぬい)とデコポン

デコポン
zofhfh225によるPixabayからの画像

 不知火のなかで一定条件をクリアしたものが『デコポン』という商標登録名を名乗れる。
条件は糖度が13度以上、クエン酸が1%以下、JAから出荷しなければならない。

 きよみとポンカンを掛け合わせてできた品種
名前は熊本県宇土郡不知火町で栽培が始まったことに由来する。
デコポンはそのまま「デコのあるきよみポンカン」の略

 不知火は甘味が強く、ジューシーな果汁を持つ。
皮は手で剥くことができ、そのまま食べても、ジュースにしても美味しい。

・不知火デコポン酒/常楽酒造()

常楽酒造
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 熊本県にある酒蔵 常楽酒造(株)がつくるデコポンのリキュール。
米焼酎にデコポンを浸け込むことによって、甘すぎない絶妙なバランスを実現している。
芳醇な香りが広がり、ストレートで飲むとしっかりとした味わいが感じられる。

容量500ml
ベース本格焼酎(国内製造)
度数14%

◆きよみ(清見)

きよみ
https://hinode-mirin.co.jp/products/liqueur/kiyomimikan-2/

 きよみは国産初の交配品種である。
日本の温州ミカンと、アメリカのオレンジをかけ合わせて作られた
オレンジのような硬い皮と香り、みかんの味わいをあわせ持っている。

 1979年の誕生以来、きよみは多くの新品種の親となっている。
はるみやせとかも、きよみを親としている。
主の産地は愛媛県、和歌山県である。

・清見みかん酒/キング醸造()

キング醸造
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 清見みかん酒は、キング醸造(株)が愛媛県産のきよみを使ってつくられるリキュールである。
甘酸っぱさとすっきりとした味わいが特徴。
度数が低いため、みかんジュースやオレンジジュース感覚で飲めてしまう。

容量900ml
ベース醸造アルコール(国内製造)
度数7%

◆はるみ(春見)

はるみ
Jia Long 🕊️ 🆓🌻 🕊️によるPixabayからの画像

 はるみは、きよみとポンカンを交配して作られた。
きよみよりも皮が剥きやすく、ポンカンほど種が多くない。

 きよみから受け継いだオレンジの香りと、ポンカンの甘さをあわせ持つ。
九州から東海地方にかけて広い地域で栽培されているが、
育成が難しく、市場に出回る量は少ない。

・はるみ酒/紀州柑々屋

酒のかまくら
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 紀州柑々屋はオレンジのような香りを持つ果皮を、ピューレにして加えている。
エキス分は57%使用。
甘味が強く、高級なみかんジュースを飲んでいるように感じる。

容量720ml
ベース醸造アルコール、清酒
度数8%

◆せとか(瀬戸香)

せとか
rubyel MJによるPixabayからの画像

 せとかは『柑橘の大トロ』と呼ばれるほどの完成度の高い品種である。
きよみにアメリカ産のアンコールをかけ合わせ、
さらにアメリカ産のマーコットをかけ合わせて生まれてた。

 濃厚な甘味、芳醇な香り、ジューシーな果肉
かけ合わせた品種の長所を全て持ち合わることに成功した。
収穫量は愛媛県が約7割を占めている。

SETOKA PEEL LIQUEUR/松露酒造()

松露酒造
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 宮崎県にある松露酒造(株)がつくるせとかを使ったリキュール。
10年以上熟成させた本格焼酎に、
せとかのドライピートと数種のボタニカルを浸け込んでつくられる。
せとかのさわやかな香りに、甘味と少しの苦味が混じった味わい。
度数が高いので、リキュールグラスでゆっくりと味わいたい。

容量500ml
ベース本格焼酎(松露長期貯蔵黒麦)
度数41%

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