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●簡易知識
ビールは発酵別に3種類に分けらる。
上面発酵、下面発酵、自然発酵で酵母の種類が違う。
上面発酵酵母を使ったものはエールと呼ばれ、
発酵温度は15~25℃で、発酵期間は3~5日と短い。
下面発酵酵母を使ったものはラガーと呼ばれ、
発酵温度は10℃前後で、発酵期間は7~10日ほど。
自然発酵は野生の酵母を使ったもので、ベルギーの「ランビック」が有名。
とりあえず覚えておきたいスタイル(ビールの種類はスタイルと表現する)を下記する。
日本のクラフトビールでよく見かけるスタイルはこのあたりだろう。
- エール
ペールエール、ブラウンエール、IPA(インディアペールエール)、
ヴァイツェン、ポーター - ラガー
ピルスナー、デュンケル、シュバルツ
●発祥国分類
ビールのスタイルは150以上あると言われ、今も増え続けている。
分類方法も様々あるが、ここでは発祥国と発酵方法で代表的なものを分類する。
スタイルについては、別の機会に説明する。
●あとがき
全てを把握している人がいないのではないかと思えるほど、
多種多様なスタイルが日々生み出されている。
現在は色々な試行錯誤が行われている過渡期なのだろう。
あと何十年かすれば淘汰された数種類のスタイルが一般的になっているのだと思う。
伝統的なスタイルは発祥地などで特別な存在として、そこでしか飲めないような感じで残る。
過渡期の真っ只中でいろんなビールを味わえるのは、とても幸運なことだ。