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図解■ お酒に含まれるアルコール量

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文字数:約1000文字

 アルコール度数を気にする人は多いが、
お酒を一杯飲んだ時に摂取するアルコール量を把握している人は少ない。

 飲酒のガイドラインや、一杯当たりの純アルコール量を見てみよう。

アルコール
Michelle BryantによるPixabayからの画像

飲酒ガイドライン

 日本では厚生労働省が、以下の指標を示している。

『通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、
節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である』

 また、海外との比較も示している。

飲酒量ガイドライン

 男性の1日の許容量で日本より低いのはカナダのみで、
他の国は日本よりも高く設定している。

 体格やアルコール分解能力の違いが反映されているようだ。
アジア圏やドイツなどのデータがないので今後調査したい。



純アルコール量

 純アルコール量とは、飲料に含まれるアルコールの量のこと。
通常、純アルコール量は、グラム(g)で表される。

 5%の缶ビール(500ml)1本に含まれている純アルコール量は、
アルコールの比重も考慮して、以下のように計算される。

酒の量(mL) × 度数または% / 100 × 比重 = 純アルコール量(g)
 500(mL) ×   0.05      ×  0.8 =   20(g)

 この計算をもとに、各酒類の純アルコール量をまとめた。

純アルコール量
各酒 純アルコール量グラフ

この表から居酒屋で定番の生中ジョッキの純アルコール量が高いのがわかる。
アルコール度数は5%なので高くないが、500mlという量が多いことが原因である。

 他のお酒に比べてビールはペースが速くなりがちなので、
ハイペースで飲み続けるのは注意が必要。

 蒸留酒はアルコール度数が高いわりに、
純アルコール量が低いのは量が少ないからである。
高アルコールの飲み方はストレートやロックでちびちび飲むことが重要。

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あとがき

 純アルコール量については、一緒に取る食事やチェイサー、
お酒の温度などによって、酔い具合が違うが、お酒を飲むときの目安にはなる。
「ビールなら何杯でも飲める」などと言う人は、
ビールは純アルコール量が多いことを知って、
気を付けて飲んでいただきたい。
ビール500mlを純アルコール量で換算するとウィスキーのダブルを飲んでいるようなものだ。
チューハイやサワーにしても同じことが言える。
このようなことを知っていると、知っていないではお酒との付き合い方が全然違う。
何事も知識は重要だ。




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