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ワインを集め始めると、意外とすぐに20~30本に達してしまう。
小型、中型のワインセラーではあっという間に一杯、なんてことが起きる。
次のワインを購入するために、今あるワインを急いで飲む、こともあったりする。
このような悩みを解決するのが大型ワインセラーである。
本記事の内容
- 大型ワインセラーを選ぶコツ3つ
- おすすめ大型ワインセラー4選
●大型ワインセラーを選ぶコツ3つ
以下の3つがポイントである。
- 収納本数
- 価格
- 雰囲気
1つずつ解説していこう。
その①:収納本数
大型ワインセラーを検討しているということは、既に多くのワインを持っていると思う。
今あるワインの本数に達するまでにどれくらいの時間がかかったのか、
これからどれくらいまで増やしたいのかを考慮して、必要は収納本数を決める。
その②:価格
大型ワインセラーは冷蔵庫並みの価格になってしまう。
しかし、高額だからこそ品質が良く、メーカーサポートも満足ができる。
また、現在使用中のワインセラーをリサイクルショップなどで売却すれば、
資金調達と不用品回収が同時にできる。
その③:雰囲気
大型になるとどうしても部屋での存在感が強くなる。
インテリアと合うか、設置場所は確保できているかを検討しよう。
キッチンに置く場合は、すでに冷蔵庫があると思うので、
場所の確保には十分な注意が必要である。
冷却方式は考えなくてイイ?
結論から言えば、冷却方式は考える必要はない。
理由は、大型ワインセラーはコンプレッサー式のものしかないのである。
小型、中型を選ぶ際には冷却能力、作動音、電気代などを考慮し、
ペルチェ式かコンプレッサー式かを選んだだろう。
大型になるとコンプレッサー式の一択になる。
大容量のワインセラーを冷却するには、ペルチェ式は能力不足なのである。
●おすすめ大型ワインセラー4選
おすすめ4選を一覧にまとめた。
さらに詳細を以下に記述する。
メーカー | さくら製作所 | さくら製作所 | 都光 | アイリスオーヤマ |
製品 | 氷温 M2 | ファニエル FURNIEL | ルフィエール | ワインセラー |
品番 | LX63DM2Z | SAF-190G-BB | C55BD | IWC-C511A-B |
本数 | 63本 | 65本 | 55本 | 51本 |
有効内容積 | 191L | 188L | 150L | 143L |
幅 奥行 高さ | 540 500 1558 | 543 595 1235 | 510 480 1262 | 600 596 820 |
冷却方式 | コンプレッサー | コンプレッサー | コンプレッサー | コンプレッサー |
定格消費電力 | 119W | 100W | 96W | 103W |
重量 | 73㎏ | 63㎏ | 48.5kg | 49㎏ |
温度設定 | 2温度管理 上-2~22℃ 下0~22℃ | 5~20℃ | 2温度管理 上下とも 5~18℃ | 4~18℃ |
棚 | 日本酒専用棚で 縦置き可 | ワイヤー棚 | ステンレス棚 | 木調棚 |
加温 | 加温ヒーター付き | 加温ヒーター付き | 加温機能付き | - |
加湿 | うるおい密閉方式 | 加湿循環方式 | - | - |
ガラス | 真空断熱 ガラス | 3重 フルフラット ガラス | Low-E ペアガラス | 3重ガラス |
操作 | タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル ロック機能付き | タッチパネル |
照明 | 白色系 暖色系 LED切替可 | 白色系 LED | 白色系 LED | 暖色系 LED |
開き | 右開き 左開き | 右開き | 右開き | 右開き |
色 | 扉白黒あり | 黒 | 黒 | 黒 |
鍵 | 鍵付き | 鍵付き | - | 鍵付き |
メーカー価格 | ¥204,000 | ¥168,000 | ¥123,200 | ¥99,800 |
amazon価格 | ¥170,840 | ¥127,891 | ¥99,000 | ¥109,780 |
yahoo価格 | ¥172,550 | ¥140,680 | ¥89,100 | ¥86,900 |
保証期間 | 3年 | 5年 | 1年 | 1年 |
■さくら製作所 氷温M2 LX63DM2Z
おすすめポイント
- 2温度管理
- 日本酒対応
- 加湿による長期保存
- 左開きある/カラーが選べる
・2温度管理
上下段で温度が管理できるため、赤ワインと白ワインや、
スパークリングワインをそれぞれの最適温度で保管できる。
・日本酒対応
棚を外すことにより、日本酒を立てて保管ができる。
ワインよりも最適温度が低い日本酒の条件にも対応。
保管適温
- 赤ワイン:12~14℃
- 白ワイン:6~9℃
- スパークリングワイン:5~7℃
- 日本酒:-5~0℃
・加湿による長期保存
長期保存するためには、加湿が必須。
『うるおい密閉方式』によって、外気が乾燥状態でもセラー内の湿度を保つことができる。
・左開きがある/カラーが選べる
左開きの製品があることは重要である(多くの製品が右開き)。
部屋のレイアウトや設置場所を考えるときに、自由度が高まる。
大型ワインセラーは存在感が強いため、左右を選べるのはありがたい。
扉の色に白と黒のラインナップがあるのもうれしい。
白と黒では印象が大きく異なるため、部屋にあった色を選べる。
多くのワインセラーは黒のみや白のみである。
■さくら製作所 ファニエル(FURNIEL) SAF-190GBB
おすすめポイント
- 加湿循環方式
- 保証期間5年
・加湿循環方式
長期保存に必須な湿度を管理できる。
外部から湿気を含んだ空気を取り込むことによって、セラー内の湿度を保つことができる。
・保証期間5年
ワインセラーの故障で最も多いのが冷媒回路である。
この冷媒回路の保証期間が5年である(本体は1年)。
もしもの時にも安心して長く使うことができる。
■都光 ルフィエール C55BD
おすすめポイント
- コンパクト設計
- 2温度管理
・コンパクト設計
50本以上収容できるワインセラーで、ここまでコンパクトなものはまずないだろう。
接地面積が幅510㎜、奥行480㎜である。
スペースを有効に使えて空間を圧迫しない。
・2温度管理
上下段で温度が管理できるため、赤ワインと白ワインや、
スパークリングワインをそれぞれの最適温度で保管できる。
■アイリスオーヤマ IWC-C511A-B
おすすめポイント
- 大手メーカー
- シンプル設計
・大手メーカー
アイリスオーヤマといえば、多くの人が知る大手メーカーである。
その大手メーカーが手掛ける製品への信頼度は高い。
何かあった時でも素早く対応してくれる。
・シンプル設計
シンプルな設計でわかりやすい。
無駄がなく、簡単に使うことができる。
●あとがき
家で美味しいワインが飲みたいなら、ワインセラーは必須である。
冷蔵庫では温度管理が最適ではない。
ワインのポテンシャルを最大限発揮できる環境が必要である。
大型ワインセラーは高価だが、ワイン好きには必要だろう。